新型コロナと退職の狭間で

このブログをはじめた時には、現職場を辞める2020年の9月までに転職活動をして、その活動の記録を残そうとしていた。

しかし、3月から新型コロナウィルス対策としての学校関係の休校や経済活動の自粛によって、その転職活動を足踏みさせてしまった。1つは運営している(といっても未収益だが)youtubeチャンネル「ひなはづチャンネル」の3月毎日動画投稿チャレンジ、もう1つは転職先…というより次の働き方をよく考えようと思いだしたからだ。

まず先の足踏みは、週に1度の動画投稿を毎日することによって、例えば転職サイトを眺める・転職エージェントとの面談をするなどの転職活動をする時間がなくなったこと。名もないYoutuberだが、視聴者の方が楽しんで頂ける動画を一つでも多く提供することで、#StayHomeからの閉塞感から解放されるキッカケになりたいと思ったからだ。またサラリーマンをしながら毎日動画投稿を1ヵ月でも続けることで、何か自信になるんじゃないかと思っての行動だった。

2つ目の足踏みは、リモートワークなど働き方を変えざるを得なくなった今、確実に経済活動が再編されると感じたことから、安易に転職先を決めても後がないと思うようになったこと。2つの転職サイトに登録したけど、募集を眺めたのは2,3日だけ。日が経つにつれて、再就職の前に"生活ができること前提"で自身のスキルアップに取り組む、なんて考え方もあるのではと思いだした。

"転職"というキーワードを頭から切り放したい意思が働いてるのは自覚できている。ただコロナをキッカケにした上の2つを言い訳にしても、今の自分の直感を信じて今後のキャリアについて動いていきたい、そういった思いが強くなっている。

 

間違いなく言えるのは、今の職場は辞める。およそ1年前に退職願を出したのだが、思い直そうと考えたことは1ミリもない。

この新型コロナによる経済活動の危機的状況から想像するに、解雇される労働力は増えるし、雇用の間口は萎んでいくだろう。そんな再就職が厳しい環境になると分かっていても「今の職場に勤めることに自分の未来はない」という思いの方が強い。

 

 

昨春に同じ部署の同僚2人と会社を辞めることを話し、先に2人を送り出して、残り1年で自分達の仕事の整理を引き受けた。

 

一方の後役に派遣社員が入ってきた時に、同僚の有休消化中に自分が入院してしまい、結局フォローをお願いして有休を短くさせてしまった。引継ぎ時から派遣と同僚はソリが合わなかったが、同僚の一時復帰で派遣社員が出社拒否したというのを聞き、先が思いやられるやら、周りに迷惑しか掛けていないやらで、健康には一層気をつけようと思った。

その派遣社員は2020年明けて退職していった後輩の去り際に、他の社員がいる中で「こんな会社辞めて正解ですよ」と発言するというトンでも行動に出た。そんなこと社員である皆が良く分かっているが、それは社内で言うべきではない。一緒に働いていた自分が「この会社に相応しくない人材。切るべきだ。」と人事に申しで、契約解除した。

 

もう一方の後役は50代男性を正社員として雇った。TOEICスコア900以上、また実務経験もあることから、辞める同僚が担っていた貿易業務を主で引き継ぐこととなる。

いずれは同僚もやっていた出荷業務、特に倉庫での出荷物のピックアップ作業もしてもらう予定だったが、腰痛持ちという理由で体力仕事を回避したいとの申し出が。また、"小規模メーカーあるある"な、他部署のメンバーが製造現場の応援に入ることもしばしばな会社なのだが、この応援に入ることも拒否の構えも見せる。

では貿易業務をテキパキとこなし、他の業務で体力仕事ができない部分の補完をしてくれるのかと思いきや、仕事は遅い・ミス多い・意欲無しのナイナイ尽くしの三重苦である。

先日、やっと私が会社を辞めることが全社的に周知された。もちろん業務の引継ぎについて辞令が通達される。それを聞いた50代オッサンは、私が担っていたこと、特にピックアップ作業の大半は私がやっていたこともあり、その負荷が自分に降りかかることについて人事に抗議を申し出た。「今の仕事で手一杯で引き継げる業務はない」、「雇用時に聞いた業務内容と違う」という主張だ。「パワハラとも受け取れる」なんて言っているそうだ。

辞めていった私の同僚と私の仕事は、これから雇う者に引き継がせることが前提の採用で、"雇用前に業務内容は伝えていて当たり前"というのが人事の主張。恐らくそうだろう。「聞いてない」なんてことはないだろう。

また、50代オッサンの履歴書には"健康状態 良好"の旨が書かれており、出荷作業があることも伝え、本人もそれを快諾しての雇入らしい。雇って欲しいと思っての経歴詐称行為としか思えない。

 

 

"勝ち負け"という話をしても仕方がないことだが、現時点では何がどっちに転んでも会社の負けだ。

私は退職願を出した際に、社長に、「とんでもない長いスパンでの退職希望であり、我儘と受け取られても仕方がないと自覚している。だから、仮に引継ぎが早期に完了した場合は話し合いをした上で退職日を前倒ししても良い。人件費という損失を与えるわけにはいかないと考えている。」と提示していた。他にも組織改編なども提案した。

しかし会社は、早期の人員補充もせず(できず)、私が辞めるという事実を早期に会社全体に周知せず、また、補充人員にもその説明をしなかった。

人事が考えていたことは薄々わかっている。私がやっていた業務は他の従業員がやりたがらないので、更なる芋づる式離職を恐れて私の退職を隠したかった。採用時に幅広い業務内容を条件にすると募集が来なくなる。こんなところだろう。「辞める人間がいて、それを引き継ぐようになる」とストレートでシンプルな補充の仕方で良かったのに、それをしなかったことが仇となってきている。

50代オッサンが辞めても人手不足、残っても高い買い物。私の出社は残り3ヵ月余り。引継ぎという面ではほぼ打つ手と時間が無くなってきた。

 

私としては、会社に1年以上引継ぎに猶予を与え、早期引継ぎが実現できれば早々に身を引いても良いと破格な条件を出していたのにこの状況なので、呆れて何も言えない。

いや、偉そうだ・意地汚いと思われてもこう言おう。「今の状況、第三者視点で楽しめてます。」

 

状況を楽しめている私の一人勝ちだ。

 

 

このコロナ禍において、これから中途採用をする企業は、資金的体力がある、事業拡大を検討している、経済復旧後の未来を考えているなどという、将来期待できる会社ではないかと想像する。だから今の不安定な時期に転職を検討するのは、ピンチではなくチャンスだと思うようにした。

それに先に書いた通り、働き方は激変するだろう。今まで価値を作り続けていた仕事が、価値を生み出せなくなる可能性だってある。経験してきたことが転職先で役立つなんて保証がないのだ。

学校関係は5月末まで休校を延長した。企業活動も更なる変化が訪れるだろう。そう考えた時、今の会社に在籍しているあと5か月で、じっくり慎重に将来を見極めるべきだと思う。半世紀に一度と呼ばれるような大厄災は、仕事人生最大の山場となっているのを実感している。

生き残り、本当に勝たなければならないのはこれからだ。

40歳を超えたのに転職を決めた理由

1つの理由で転職を決める人なんてほとんどいないはず。あらゆる要素が組み合わさり・積もり積もって転職を心に決めるものだと思う。とりあえずこの度私が転職を決めた理由を列記してみる。

 

会社の将来性が見えない

将来性が"ない"とも言えるが、会社も人も変わる可能性はゼロではないので"見えない"と表現を柔らかくしておく。

・経営者がワンマン

オーナー企業かつ経営者がワンマンかつ考え方が"おじいちゃん"なので、この人が変わらなければ何も進まない。

言葉では「議論が必要」と言うが、自分の意にそぐわぬ発言・行動について全て否定する。自分の言いなりになって動く"手駒"は可愛がる。太鼓持ちに対してボーナス査定が良いのはあからさまだ。(なぜ人のボーナスについて知っているのかというと、経理の同僚から話を聞くから)

他人の意見を聞かないだけならまだいいが、このワンマンがなすこと全てが今く行った試しがない。"なすこと"とタイピングして"成すこと"と予測変換されたが、何も成してないから平仮名に書き換えたくらい何も成果が出ていない。金と時間と労力全てがムダになっている。

・次世代が期待薄

昨年、息子が代表取締役になった(父親は会長という肩書だが、海外取引先ではCEO名乗っている)が、代替わりの効果は期待薄。なんてったって息子が親離れできていない。

私の同級生に、親が創業した家業を継いだ次男がいる。数年前に飲みに行った時に話を聞くと、自分から「継がせてください」と親に申し出て名実ともに代表になったそうだ。従業員とその家族の生活まで責任を持つ覚悟での申し出。その心意気だけでもついていきたくなる経営者だ。

ちなみに勤め先の息子は、前代表(=会長の弟。息子の叔父)が定年で退くことを数年前から宣言されていたので、エスカレーター式に上がっただけの代表。もっと言えば、他の会社での勤務経験がないので、世間を全くと言っていいほど知らない。従業員としての苦労を経験していないので、自分の会社の従業員への配慮が(言・動全てにおいて)感じられない。

・50代が何もしない

数年~10数年後に定年を控えている重役らのやる気の無さが、我々一般社員に負担として降りかかり続ける状態が苦痛である。彼らはおじいちゃんオーナーの我儘を抑止するわけでなく、全て末端社員にその我儘をスルーパスしてくる。管理職として機能していないのにも関わらず、レクサス乗ってたりいい時計を身に着けていたりで腹立たしい。そして彼らが退職した後には"負の遺産"が残ることが目に見えている。我々の世代がこのままこの会社に居続けるとそれを引き継ぐようになる。

 

 

 例え息子オーナーになってリセットスタートしようとしても"呪い装備を身につけての弱くてニューゲーム"なのだ。鬼畜ゲーはやり直しても鬼畜ゲーに変わりない。それなら新しいプラットフォームへ自ら移行したい。

 

 

 

給料が安い

妻&子ども2人を養っていくにあたり正直厳しい収入状況だ。

家計状況は、まず貯金ができていない。どちらかというと赤字(貯金を切り崩している)。老後2000万円問題とか言ってるけど、そのフレーズを聞くと胃がキュッと痛くなる。今の会社の給料だと2000万円も貯めれるわけがない。また、収入に対して保険料の割合が高いのは分かっているが、学資保険を掛けておかなければ子ども達が行きたい学校へ行かせてあげることもかなわないし、医療保険を掛けていたおかげで先の入院費も負担が少なくて済んだ。保険料の割合が大きいのは単に収入が少ないからだ。

給料が増えていない背景は次のとおりだ。

・人事評価が無い

私は生産管理という配属の中で、文字通り工場の生産管理を行うとともに、購買・営業補助・総務補助・ISO9001運営など(経理的ではない視点での)会社全体の管理役を行ってきた。私がこの会社で2019年に初めて与えられた役職は"主任"であるが、上長である部長兼常務や工場長よりも業務をこなしていると自己評価している。(同僚も同じ評価をしてくれているが)

コスト削減だけでなく、プラスとなる改善も事務職でありながら行った。全体会議で成果のアピールもした。

しかしどんな成果を上げても給料が増えることはなかった(雀の涙の昇級程度)。 やっても報われないのは奴隷と同じ。そんな会社に居たくはない。

・時間外労働ができる現場の方が稼げる環境

工場勤務者は残業や夜勤シフトがあるので手取り的に良い。私も残業は認められている立場ではあったが、"残業する事務職はムダでしかない"と思っているクチなので、様々な業務改善を行うことで残業ゼロに取り組み、時間外手当てを持って帰ることがほぼなかった。

上述したが、残業せずコスト削減ということと、残業することと、どちらが会社に貢献しているのだろうか。会社にカネを残すばかりで自分の身に返ってこないのが、他部署の同僚との比較で輪を掛けて不満が募るのだ。

 

 

 

転職の時の面接で、あまり好ましいとされない”前職場を辞めた理由"・"次の会社に望むこと"が「年収UP」に「会社の将来性」という話があるが、家族を養っている身としてはこのくらいの理由しか辞める理由なんてないでしょw

toyokeizai.net

news.livedoor.com

残念ながら、40代に伸びしろはほとんどないうえに、環境順応性も低い。

↑ なんやとぉ!? 40代youtuber()なめんな

 

 

ちなみに、今の会社は土日は休みで人間関係も(私は)良好なので、辞める理由を大きくまとめるとカネと将来性しかない。

 

 

 

面接で金の話が禁句なら、事前に知識を入れて面接テクニックを身に着けるしかないか。正直に生きていきたいんだけどな。

40代の転職経験者の方、よろしかったらコメントやツイッターでアドバイス頂けたら幸いですm(__)m

私も転職成功したら、ブログに成功談をUPしていきたいと思います。

2019年以降の早期退職関連記事まとめ

見つけ次第追記していく。

転職を考えている私にとって不安が募る内容ばかりである((((;゚Д゚))))

 

 

2019年1月

www.itmedia.co.jp

2018年は早期退職者を募る企業がリーマンショック以降過去最少の年だったらしい。その直後の手のひら返しはなんなのか。。。

 

カシオ、初の早期退職実施 700人対象 :日本経済新聞

アルペン、初の希望退職300人募集 :日本経済新聞

関電、3年間で500人削減へ 送配電部門の分社化で:朝日新聞デジタル

moneyzine.jp

大手が収益改善を狙いリストラを進める一方、中小企業では労働条件の改善が見込めない将来を憂い、従業員が辞めていっているのではなかろうか。

 

 

2019年2月

【希望退職募集】年明けから相次ぐ、アルペン・カシオ・協和発酵キリンは初めて - M&A Online

ルネサス、国内で900人削減へ 希望退職募る方針:朝日新聞デジタル

www.nikkei.com

純利益が54%減の101億円だった。

恐らくだが、食品分野の新工場を建設すると数十億は掛かる。2018年の豪雨災害のように、稼働中の工場が被災した場合はその後始末にも費用は掛かる。それがあっても純利益が101億あるのはさすがコカ・コーラ。そんな利益がある企業でも希望退職者を募る時世とは末恐ろしい。

 

 

2019年3月

〈企業・経済深層レポート〉 「エーザイ」「協和発酵」リストラに踏み切る製薬会社の裏事情 (2019年3月27日) - エキサイトニュース

カシオ、売上半減の大ショック。何が名門企業を追い込んだのか? - ページ 3 / 3 - まぐまぐニュース!

wirelesswire.jp

年功序列の人事体型だから仕方がないだろうとおっしゃるかもしれませんが、それがまさに日本のITが没落している原因です。

人的資源と正しく評価して適切に投入する、という経営の基本がなってないわけですから、無理に決まっているのです。

人的資源の適正評価ができているところってあまりないのではなかろうか。年功序列で何もしなくても給料が上がったのはバブルまでで、弾けても人事の体質を変えなかったのが日本の良さというかなんというか。

 

 

2019年4月

コカ・コーラ/希望退職に950人が応募 | 流通ニュース

パイオニアが希望退職者を募集 3千人削減の一環:朝日新聞デジタル

nikkan-spa.jp

「いまだに年功序列が根強い日本の大手企業では、40代以上の給料は割高。高賃金低貢献の中高年がいなくなれば、短期的に人件費は大幅にカットできます。年齢の分布で考えても45~60歳はいまだに多すぎる。この世代を一気に減らし、組織の新陳代謝を図る狙いもあるでしょう」

構造改革を図る上では、社員に新しいビジネスモデルに順応してもらう必要があります。40代前半までならまだポテンシャルにも期待できますが、45歳以上にもなると、伸びしろは望めないですし、新しい職種への配置転換を迫られても対応できない。柔軟性に欠ける45歳以上はさっさと切ってしまいたいというのが企業の本音です」

せめて、"柔軟性に欠けている"45歳以上をリストラの対象に見て欲しいところ。

結局、企業は「オマエをクビにする」と言いたくないのだろう。"中年以上はと伸びしろなさそう"という一般的な概念を言い訳にし、年齢のレンジだけで希望退職を募っているとしか思えない。そんなリストラのやり方をしていると、能力が高い人やポテンシャルを持っている人が希望退職を望んできた場合は人財の喪失となる。若い人材に対して教育していく体制が整っている企業ならそれでよいのかもしれないが、その教育もコストだ。

年齢だけを判断基準に人を評価するような会社、従業員に"有能/無能"と言えないような会社はのリストラは、ステークホルダーには評価されるかもしれないが、働き手視点では評価できない。

 

 

2019年5月

【早期退職者募集】早くも10社超え、Aiming・東芝・日産も追随へ - M&A Online

三菱UFJ、ロンドンで人員削減 収益悪化で希望退職 :日本経済新聞

日産、4800人削減へ=年300億円のコスト低減:時事ドットコム

企業トップの発言で終身雇用の見直しが加速か:富士通2850人リストラ…終身雇用崩壊 | ビジネスジャーナル

www.businessinsider.jp

40代は就職氷河期世代。大卒でも4割近くが正社員として社会人デビューできなかった。給料を上げるには、転職してキャリアアップを勝ち取るなど、積極的に動かないことには無理と認識している。そんな活動が面倒と考える人は、早々に割り切って非正規を続けることも多い。

彼らは、終身雇用はとうに終わった話と考えているので、それまでさんざん恩恵を受けておきながら、いまになって「終身雇用はもう無理」などと嘆く上の世代の経営層を冷めた目で見ている。

 立場によって認識は変わる。早々に割り切れるのは結婚や子育て、将来的な親の介護なども諦め、一人で生きていくことを選択した人だ。

家族を持った者は安定を求めたい。できれば終身雇用してもらいたい。しかし、中小企業の賃金は平均より安く、転職が(安定という逆の意味での)リスクと考えられていたのだから身動きが取れない人は多いはず。私自身もその一人だ。

さんざん恩恵を受けてきた人達が保護されたまま放置されることも中小企業では多いと思う。その点では経営層を冷めた目で見ているのは変わりはないが。

 

 

2019年6月

JDI社長、業績悪化で引責辞任=希望退職1200人、スマホ向け縮小:時事ドットコム

損保ジャパン、4000人削減=ITで効率化、介護分野などに配転:時事ドットコム

nikkan-spa.jp

最盛期に900万円もらっていた年収が600万円台まで下がりましたが、それでも大したスキルのない自分が会社に残る決断をしたことは間違っていないと言えます!

大したスキルがない人間を雇い続ける人事システムで回してきた企業が、世間に反感を買うようなリストラ施策しか打てないのは、やっぱり日本の習慣が温かったってことだろうか。使えないものは使えないなりの評価をすれば、従業員も成長せざるを得ないし職場を選ばざるを得なくなる。そこから人材の動きが活発化することで、経済も活発化したかも・・・などと想像。

あと、(記事の内容がフィクションだとしても)私は資材管理の他にも様々な業務をこなしているので、年収600万円ならこの会社にぜひ雇って欲しいです。板野さん(仮名・53歳)よりも仕事できると思いますっ

 

 

2019年7月

毎日新聞が200人規模の早期退職、役員の呆れた「仕事削減策」に怒る現場 | ダイヤモンドSCOOP | ダイヤモンド・オンライン

自動車リストラの嵐…日産は世界で1万人超削減、曙ブレーキは3000人[新聞ウォッチ] | レスポンス(Response.jp)

TATERU・キョウデン・富士通フロンテック…下期も「早期退職募集」に勢い? - M&A Online

www.excite.co.jp

大企業は人手不足で人的リストラしても、機械化・IT化に投資する余裕があることで広義のリストラを実践できるが、資金力のない中小企業は設備投資も無ければ、人材を繋ぎとめるための金もない。上の毎日新聞の記事に「逆ピラミッドの組織」という言葉があるが、日本の製造業も逆ピラミッド構造だ。大手ばかりが強く、それを支えている中小企業とその従事者が重い負担を強いられているのではないか。

 

 

2019年8月

レナウンが約150人の希望退職者を募集、効率的な⼈員体制構築へ

企業の景況感が製造業を中心に悪化、上場企業の希望・早期退職者募集が前年上回る:MONEYzine:資産運用とお金のこと、もっと身近に

nikkan-spa.jp

8月はお盆休みがあるためか、企業のリストラの話題も少なめに見える。

転職支援会社には近々登録してみるつもり。私にコネなどないので。ただ、今の会社を辞めることを決めて移行、取引先から信頼してもらえる人間であることが私個人としての"売り込み"だと意識して仕事するようにはしている。自力で作ったコネなら、紹介者に気兼ねなく務めることができるしね。

 

 

2019年9月

キリンが早期退職を実施、過去最高益なのにリストラ着手の裏事情【スクープ】 | ダイヤモンドSCOOP | ダイヤモンド・オンライン

出版界の“勝ち組”講談社でもささやかれ始めたリストラのウワサ|日刊サイゾー

クボテック、希望退職者を募集 パネル受注環境厳しく :日本経済新聞

toyokeizai.net

小売はこの先厳しくなるよねぇ(小並感)

我が家がAmazonと食材配達サービスを使いだしてから言えるのは、"店販品は割高"と感じだしたこと。小売りはECをベースにして人員削減して、店舗はショールーム的な立ち位置に、そんな世の中になるんじゃないかなぁ。とはいえ電化製品とかは実物を手に取ってみたいので、ある程度店舗は残って欲しい。

高度成長期時代、高級百貨店は富裕層の買い物先だったのが、量販店・総合スーパー・郊外型モールなど一般層にとって百貨店が身近になった時代がきて、インターネットが普及した現在に至り、百貨店がまたハイソサエティな空間になる時代が来るんじゃないかなぁ。

オレ、宝くじ当たったら高級腕時計買いに行くんだ。。。

 

 

2019年10月

【希望退職者募集】サンデンHD・藤久も…すでに20件突破、レナウンは「中止」 - M&A Online

再来した大リストラ時代と「雇用流動化」礼賛の幻想:日経ビジネス電子版

2019年上場企業「希望・早期退職」実施状況、9月で既に1万人超 | マイナビニュース

diamond-rm.net

上の一言で「小売りはECしかない」って言ったものの、独自ブランドや主となる別の事業がない小売がECやると、既存の大手ECに太刀打ちできる気がしない。(小並感)

でも時勢はAmazon楽天離れからの独自ECが盛り上がりを見せているので、その波に乗っていけるかってところでしょうか。(小

 

 

2019年11月

LIXILグループ、早期退職者募集 :日本経済新聞

味の素、希望退職100人募集 50歳以上の管理職対象:時事ドットコム

みずほ、53歳以下の企業年金減 来年10月、早期退職増か | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス

三菱自動車 業績悪化で人員削減 「聖域なきリストラ」を断行|自動車メーカー|net+

コンビニ「24時間」崩壊の序曲? ファミマ「希望退職」が意味するコト : J-CASTニュース

ノーリツ、住設システム分野から撤退 希望退職者を募集 :日本経済新聞

三井E&S・オンキヨー・ファミマ…「人員削減」リストラ相次ぐ - M&A Online

nikkan-spa.jp

会社に残った北口さんは、配置転換で未経験の倉庫勤務となり、年収も680万円から580万円に大幅ダウン。

ワタシ、フォークリフト免許持っていて、倉庫の整理もほぼ毎日やってます。580万円でプラスアルファできます!

 

三菱自動車の記事で「間接部門の人員が急速に増加」とあるんだけど、大手企業は慢性的にある問題だと思う。

自分が勤務中に他社の業務担当について感じるのは「生産性を減らす仕事で給料もらえていいな」ってこと。どんな点から感じるのかというと、他社の購買担当は発注してから受注の返答がないと"注文が入っているかの確認"をしてくる点。一見購買の役割として当然と思えるが、注文書のFAXを受けて1時間未満かつ納期に余裕があるがあるのに「注文入っていますか?」と問い合わせしてくるのだ。こっちは購買・出荷・営業補助・生産管理・その他諸々やってるから、受注処理も他と同じように時間を区切り整理しながら業務をこなしたいのだ。客から急かされているのかは知らないが、注文受領の確認電話一本がこちらにとって業務妨害だ。「人の邪魔して給料貰えるのっていいよねー」って思いたくもなるわ。

大企業は良くも悪くも、過去に手数で仕事を片付けていたツケが回ってきてるのだ。仕事の内容を評価し、従事者を評価するのが遅すぎた。

 

 

2019年12月

みずほ証、早期退職を来年1月開始-50歳以上、規模定めず - Bloomberg

ダイドー/希望退職50人募集 | 流通ニュース

business.nikkei.com

どの業界も足りないのは"現場”で、今まで管理職が多すぎた。経済全体で見ると大企業の図体がデカすぎて、モノづくりや販売の最前線である中小・小売にお金が回ってこなかった。("流通"として強い小売は強者側ね)

資本主義だからと言われればそれまで。世の中が悪いのではなく、行動しない自分が悪いのだ。

いろんなことがあってやっと今の会社を辞める決意ができた。後は前に進むしかない。

 

 

 

各月の記事は「2019 早期退職」をキーワードにGoogle検索で抽出されたものからピックアップしています。

その抽出された記事数と内容を見ると気が滅入るものばかり。。。

ネットの記事を検索すると五万と記事を見ることができるので、自分の目についたものだけに留めさせて頂いています。2020年以降の記事を追加したり、過去記事に修正を加えたりと、早期退職に関わる記事について今後も整理と自分なりの思いを乗せていきたいと思います。

 

2019年1~3月の関連記事を掲載(2020.1.27)

2019年4月の関連記事を追記(2020.1.28)

2019年5~12月の関連記事を追記&上述の更新履歴の日時を訂正(2020.2.11)

プロフィール

生年/年齢 1977年/42歳(2020.1月現在)

性別 男

住所 広島県東部

家族構成 同居:妻、長女8歳、次女5歳 別居:母、妹(2020.1月現在)

最終学歴 大学 工学部建築学科卒業

資格/技能 普通自動車フォークリフト、足場組立作業、玉掛、危険物取扱(乙四)、有機溶剤作業、酸欠作業 / CAD技能2級、そろばん1級、暗算2級

趣味 動画制作(youtube)、スマホゲーム

 

 

1977年 生誕。女の子に間違えられるくらいに可愛いと評判…なのはありがちな話。

 

1981~ たぶん保育所入所。背が高い方で、お遊戯会のダンスで男女の人数差を揃えるために数が多い男から背が高い者が女役に振り替えられた内の1人。

 

1984~ 小学校入学。1学期毎に持ち回る委員では、在学中に3回は学級委員に立候補した。春と秋の写生大会では入選から漏れたことがなく特選も数度。3年生からサッカー部に所属し、高校まで続けた。(学校がステップアップするに従いクラブの所属人数が増えたことも相まって、中学校からはスタメンから外れるくらいの実力)

 

1990~ 中学校入学。中学生でもクラス委員を務める。高校受験では徒歩で通える公立高校の受験しか望むつもりはなかったが「志望校1本だと、万が一受験日に体調を崩したらどうしようもなくなる」と担任からの説得に推され、力試しのつもりで当時競争率7倍超の某大学付属の私立高校を受験しこれに合格。…するも、学費を気にしたのと通うことの面倒くささを含め、徒歩圏内の公立高校を選択。

 

1993~ 高校入学。高校でもサッカー部に所属した。中学時代の時から感じてはいたが、徐々に学力の低下を実感する。上には上がいるという相対的な面と、数学と英語は上っ面な理解しかできていなかった面からそう思わせた。

 そうは言っても成績を5段階評価で4以上を維持し、何とか地元の私立大学の推薦枠に入り推薦入試に合格。親からは「大学行くなら国公立か地元の私立(=学費と仕送り大変だから、学費の安い公立行くか、実家から通える私立にして)」と言われていたので一応センター試験に望む。が、推薦に合格して以降勉強をロクにしていなかったので撃沈。

 

1996~ 地元の私立大学に入学。高校で出会った友人に誘われ、スーパーでバイトを始める。大学のサッカー部は天皇杯に出場実績もあるレベルだったので、益々もって実力・体力がついていけそうにないため、この時点でサッカーをやめる。この大学生活からパチンコ・パチスロにハマったこともあり、サークル活動などという青春は謳歌していない。

 

1997.1 正月に母が脳梗塞で倒れる。四肢に影響は少なかったが、脳機能に障害が残った。具体的には新しい記憶の定着がしづらい、感情のコントロールができない、自己中心的になったなど。

 時期を同じくして父が吐血。検査をすると肺がん。原因はヘビースモーカーだったことしか考えられない。この時父は47歳と若く、吐血という症状まで出た時点でがんの進行はかなり進んでいたと思われる。

 

1997.8 父が他界。最終的にはがんは全身に転移していた。父が息を引き取った時、私はバイト中で、死に目には逢えなかった。

 この時から母方の実家に世話になる。母は上述のとおり脳障害があるため、私が学生の身ながら市役所・社会保険事務所・税務署を行き来して、父の事業(大工で一人親方だった)の始末と保険金の受け取りのため動いた。組合の人も税務署の人も親切に対応してくれたのを覚えている。

 

1999 大学4年目。「就職氷河期」という言葉が生まれた時代なのにも関わらず、私は就職活動を舐めていた。ゼミも3年生とか早い時期から就職を意識していた者は、就職活動に関する情報収集も早く、それなりに動いていたが、サークル活動など大学での友人を作るキッカケもなかった自分は、4年生になってやっと就職活動を始めた。周りが「20社30社面接しても内定を貰えていない」と言っている中で、自分は3,4社しか就職活動をしていなかった。

 10月になって受けた塗装会社で、自分にも面接で手応えを感じると、その会社から内定を貰え、無事その会社に就職することになる。

 

2000~ 地元の塗装会社に就職。塗装会社といっても対象は幅広く、建築・土木・鉄鋼などあらゆる分野に関する塗装を請け負っており、総合建設業(いわゆるゼネコン)的な活動をする部署もあった。全国に営業所がある会社で入社当時は従業員250人程度。同期は私を含めて5人だったが、それぞれ別々の部署に配属された。

 私が配属された部署は入社したその時に新設された、戸建て建築を対象とするリフォーム部門だった。この会社としては未知の領域である。部署は営業部門から転属となった係長が責任者で、施工管理は建築塗装部門との掛け持ちの課長、1年上の先輩(女性)は営業補助、そして営業マンは訪販業者上がりの契約社員数名(おじいちゃんからおじちゃん・おばちゃんまで)だった。みんな癖が強く、成果報酬制で雇われていた身なので金の事にはうるさかった。

 私はそんな中に施工管理担当として配属された。ピチピチの、世間の泥臭さを知らない新卒が入ったのでおじさま・おばさまからは可愛がられた。私もスーパーでのバイトの経験からおじさま・おばさまとのコミュニケーションには自信があったので、契約社員との関係は良好だった。

 施工は下請に全て任せていたため、現場で付き合いがあるのはその下請のおじさま・おにいさま達ばかり。この業種はギャンブル好きが多く、私自身もパチンコ・パチスロにハマっていたこともあって話の接点もあり、下請のおじさま達にもよくかわいがってもらえた。

 反面、私がこの会社を辞めるまで後輩ができることはなかった。就職氷河期真っただ中の時世、新卒を採用することがなかった。

 同期と接することがほぼなかったこと、同じ施工管理の立場である近い距離の先輩が同じ部署にいないこと、自分自身が"わからないことを「わからない」と言い切る自信がなかったことなどを背景とし、大きなミスを犯してしまったことやリフォーム部門で仕事がない面から他部署の応援で長期出張に行かされたことなどが要因で、パニック発作的な症状が出始めた。私は入社6年にしてこの塗装会社を辞めることにした。

 

2006~ 現在の勤務先に転職。業種は素材メーカーで、私は生産管理部門として配属される。

 

 この勤務先との縁は異なもので、私が塗装会社に勤めていた際に改修工事で担当した会社だった。その仕事の契約を取った営業マン(おばさま)は、この会社の社長と親交があり、私より先に辞めた1年上の女先輩をまず再就職先に推した。

 女先輩も生産管理に配属されていたのだがそれにはワケがあり、この素材メーカーでバリバリやっていた生産管理の人が会社を辞めて人出不足になったらしい。中途で補充されたおじさまはお世辞にも仕事ができなく、女先輩も困っていたところで、私が辞めることを営業のおばさま→女先輩→今の会社の社長…と話が繋がって、私の就職となった。これが今の会社と私の縁である。

 

~2020 今の妻とはこの会社で出会う。妻は私が入社して間もなく離職した。2008年(2009年だったかな??)に結婚。結婚と第一児出産を機に、母方の実家を離れ、近所のアパートに住むようになる。

 

 そして2019年に現在の会社を辞めることを決意し退職願を提出、現在に至る。

 

 

 生まれも育ちも地元で、修学旅行と出張くらいでしか他県を知らない井の中の蛙。職場の配属も営業と接する立場ではあるものの、外に出ることがほぼなく顧客との最前線にいるわけではない。

 40を超えたそのような男が転職を決めた理由とは、、、 果たして転職はできるのか? それはこれからの私の動き次第である。

はじめに

このブログはタイトル通り、大企業が40・50歳代を対象に早期退職を募って合理化に向けて動いている時世に、地方の中小企業に勤める40歳を超えた妻子持ちのオッサンが会社を辞めることを決意し、次なる道を目指すプロセスを綴っていくブログです。

辞めることを決めた経緯、私自身の事、転職に向けての活動などを、次の道が決まるまでの期間に書き留めていこうと思っています。

ブログの編集・追記修正は随時行っていくつもりなので、お目汚しな点は多くなることにご容赦頂きたいと存じます。

同じような境遇の方、共感持っていただける方、私と同じようなご家族をお持ちの方に興味を持って頂き、そのような方々に有益な情報が発信できればいいなぁと思ってます。

お題「ブログをはじめたきっかけ」